手のひらの天秤 ~究極の選択ゲーム~


私と愛子ちゃんと丸ちゃんの三人で話していたとき、


「き゛ゃ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!」


「えっ! なに!?」


どこからか甲高い悲鳴が上がる。


それと同時に、教室の外にいた何人かの生徒が教室の中になだれ込んでくる。


そして、みんなは三階の窓の外から下を覗きこんだ。