━━翌日
圭介が屋上に行くということなので、私はお盆休み中にも関わらず制服を着て学校へと来ていた。
お盆にも関わらず部活やってるし…休みあんのかな……
ま、私には関係ない話なんだけどさ。
そんな頑張るスポーツマンを横目に、私は校舎へと吸い込まれていく。
でも、私の足は屋上へとは向かず、2階でストップして廊下を歩き進めていく。
━━コンコン
そして私は、『生徒会室』のドアを叩いた。
「はーい
…あれ、真希ちゃん?」
「おはようございます」
今日は朝から、生徒会長の優斗くんの元へと訪ねた。
「どうしたの?一人?」
「うん、ちょっと時間あるかな…」
「うん。それは平気だけど…入る?」
「他の人来ない?」
「うーん…まぁ盆休みだし、来ないと思うけど」
「じゃあちょっとお邪魔します…」
なんか…こん中に入るってすごい違和感だけど…まぁ優斗くんしかいないならいっか……
やっぱり、他の先輩とかいたら気まずいもんなぁ…
「で、なんか用事?」
「えーと、」
……えと、どっから話す?
やっぱ、最初からひとつずつ説明していくべき、だよね?
うん、そうしよ
「あの、私圭介と「付き合うことになった?」
「えっ!?」
「あ、当たりかな。」
な、なんだ!?この人もエスパーか!?
今言おうとしたのに!!
「ま、予想通りだね。
神谷の様子がおかしすぎたから、いつかくっつくかなーとは思ってたんだよね」
「そ、そうだったんだ…」
様子がおかしすぎたって、いつから?
え、どれ?どれがいつもと違う?
……そんなことすら、私にはわからないよ…


