「俺さ、自分の親の事とか自分から話したの、初めてなんだよ。
同級生は普通に知ってるだろうけどたたの噂にすぎないし

だから真希は特別~」

「それはどうもありがとうございます」

「うわ、めっちゃどうでもよさそう」


……んなわけあるかバカ
もう、この喜び隠すのが大変なんだよ

嬉しいこと連発して言うなバカ


「……寂しくなったらいつでも呼んでよ。
私も、圭介と会うこと以外やることないからさ」

「……うん、毎日呼ぶ」

「いや、屋上どうなった」


でも、私なんかでも寂しさ埋められるなら
喜んで来ちゃうよ、私も。


「そろそろ映画みるかー」

「最初は青春系でお願いしまーす」