「はは、真希はお姉さんだから将希もあまのじゃくになってるけど
将希はあれでも優しくて仲間思いだし、強くて頼りにもなるし、それになんだかんだ
真希のことも大事にしてるじゃん」
「……そうかな」
「そうだよ。あいつもいい男なわけよ。中3にしてはさ」
、まぁ、短気でガキだけど、でも優しいとこがあることはちゃんと知ってるけどね
「…ってか圭介と将希ってけっこう仲良し?
前に将希が圭介はあんまり話せるような人じゃなかった的なこといってたけど」
「は?え、どういう意味?」
「なんか将希的には俺なんかが話せるような相手じゃないみたいにいってたけど」
「え、いやいや全然。普通に話してくれりゃいいのに」
「っていうか、どういう繋がりなのかすらわからないんだけど。
そろそろ教えてくれてもいいと思うんだけど」
「……別に、普通の友達。
まぁ確かに先輩後輩的なはあったけど、至って普通」
……普通、ねぇ
「でも、やっぱり今の真希にはまだ全部いうことができない。
ごめんね」
「なんで言えないの?
「だから真希が大事だからだってー」
「ごまかさないで」
「いや、マジだから!」