なぜか機嫌が良くなった莉音ちゃんを、睨む 「じゃあ運んだら帰りますね!」 そう言って、両手が塞がってる私はドアを足で開ける 女子力ないのは、もう仕方ないことだ。 元からないんだもん! 「あ、おい待て。どこに運べって言ってなかったよな」 あぁ、そうだった! 聞かずに私はどこに運ぼうとしてたんだろう… 自分自身に呆れていると、莉音ちゃんが衝撃的なことを言った 「D塔の2–5に持って行け」 ………はぁ!?