「でもでも!これでも私、睡魔と戦ったんですよ??」
…今回は睡魔さんが圧勝しちゃったんだけどね。
「負けてんじゃねぇか。」
あ、はい。その通りです…
「うっ…」
図星でしばらく黙っていると、急に意地悪な顔で莉音ちゃんが、
「俺の授業で寝た罰として、頼みごとがあるんだけど」
超〜!ニヤニヤしながら言った莉音ちゃん
うげっ…
なんか嫌な予感がする…、。
「えー…」
嫌そうに言うと、美しい顔を歪める莉音ちゃん。
「あ?」
こっわ!
「いえ…承知いたしました!」
秒速で返事した私に莉音ちゃんは満足そうに微笑むと、黒板の前に立ち、授業を再開した。

