逃がすわけないだろ。

ピピッピピッピピッ

ガチャ







「・・・。」






昨日は結局寝ることが出来なかった。




一晩中、玲央のことを考えていた。




玲央のことは考えないようにしようと

寝ようとして、目をつぶっても

玲央の家でみた映像が鮮明に
頭の中に流れてくる。




寝ては起きてを繰り返して

結局、寝ることなんて出来なかった。





「はぁ」




無意識にため息をこぼす。





何とか、動かない自分の体を

奮い立たせて、学校へ向かった。