「はぁ…っ……はぁっ!」
「…は…っ………ふぅっ…」
教室に着いた頃には私たちは息が上がりまくり。
「…朝からなにやってんだろ……」
「だよねー。…朝から無駄な体力消費した〜!」
そう言うと、どちらともなく「ぷっ…!」と吹き出した。
「あははっ!あ〜…私たちバカだね」
「ふふっ!私たちじゃなくて、彩綾だけの間違いじゃない??」
「はぁー?なんだとぉー??」
いつもの私たちのようにそんな言い合いをしながら自分の席に着いた。
鬼ごっこみたいなことをさっきまでしてたからか、もうチャイムがなった。
いつもなら朝は恵麻ともうちょっと話してたんだけど、今日は時間がギリギリだったみたい。

