「「え、…えーーーーーーー!!!」」 いつのまにかみんな私たちの会話を聞いてたみたいで、何故か驚いている。 「え、…え?」 「俺を知らない女の子がいたなんて……」 ボソッと呟いたチャラ男は「くくっ」っと笑うと面白そうに私を見た。 「俺が真田来夢(さなだ らいむ)だから覚えてね?ちなみに、同じクラスだってことも今度こそ認知してね??」 は…? はぁ? 「んっ…なわけない!!」 私がいくら否定しても恵麻とみんなは微妙な顔をするだけ。 笑ってるのはチャラ男…いや真田くんだけだ。