そんなことを考えてたら、スッとチャラ男が私からやっと離れた。
「でー、本題があるんだけどさ!」
思わず、ゴクリ…と唾を飲み込む。
「……」
「俺も文化祭の実行委員になったらしいから、よろしくねっ♡」
え、。
「は?…待って待って!とりあえず口止めしに来たんじゃないの!?」
そう言った私に首をかしげるチャラ男。
「え?口止め??なんの?」
え。まじか…。
「だからっ!……さっき保健室で…」
気を使って小声で言った私に構わず、
「あー!そういうことね!!俺がさっき保健室でヤってたところを見た彩綾ちゃんに口止めしに来たって思ったってことか!」
なるほどっと感心してるチャラ男。
って!声大きいぃぃーー!!
これじゃ私が小声で話したのが意味ないじゃんっ!!
「声大きくない!?」
バ、バカなの?

