顔を離してくれたのは良いけど!なぜかまだ私から離れてくれないっ!!
手で精一杯の力でグイッと押し返してみるが全然ビクともしない…。
「女の子が男の力に勝てると本気で思ってるの?」
謎の男、チャラ男はさっきと全然違う雰囲気でふっと笑った。
…その笑顔にゾッとした。
「っ…」
いつまでこの状態が続くの!?
てかこの男なんで私のとこ来たの!?
なんか目的があって来たんじゃないの!?
…さっき保健室であった出来事は内緒にしててほしいとか?
私は言わないし、そんなこと言えないから!!
まぁ、恵麻には言っちゃったけど…。

