「は?エッチ??」
エッチがなに?と普通の声で言う恵麻にびっくりした。
「声大きいって!……てかなんでそんなにキョトンとしてるの!?なんで冷静でいられるんだーーー!!」
「あんたの方が何倍もでかいわ。一旦落ち着いて」
はい吸ってー、はいてー…を恵麻に誘導されて私は吸ってはいてを繰り返した。
次第に落ち着きを取り戻した。
「あ、ありがとう」
「彩綾のそういうとこには慣れてるから。で?結局エッチがなんなのよ??」
慣れてるからって…。
そんなに私普段から落ち着きない!?
「え、それは…ちょっと……驚いたっていうだけだけど…」
ちょっと驚いたはめっちゃ盛った。
本当はすっごく驚いた。
「もしかして…、彩綾ってまだ…したことないの?」
はぇ?したこと…??
さっきの流れからするに…。
「あ、顔赤くなったー。彩綾、変態〜」
ニヤニヤしている恵麻が私に向かって変態って言いやがった…!!
変態って今日2回も言われたな…。

