極甘同棲~エリート同期の独占欲を煽ってしまいました



日曜日の光が、なんだかまぶしくてたまらなかった。
目を覚ましたら、ひとりで毛布にくるまっていた。隣に彬良くんが寝ていた痕跡があった。
誰かと夜を過ごしたのも初めてなら、服を着ないまま眠ってしまったのも初めてのことで。素肌に触れるシーツの感触に、昨夜の記憶がまざまざと呼び起こされる。

時計は9時を回っている。よく寝ちゃったなあ。
もそもそと服を身につけて、リビングに向かう。
ソファに腰かけている彬良くんが、顔をこちらに向けて視線が合った。

「おはよう、そよか」
柔らかな表情だ。

「お、おはよう」

「ちょっと前に目が覚めてさ。しばらく寝顔見てたよ」

「見ないで〜」

「可愛かったよ」

「〜〜〜・・・わ、わたしシャワー浴びてくるっ」
駆け足でその場を離れる。顔を合わせるだけで気恥ずかしい。

休日なのでカットソーとデニムのワイドパンツという格好にした。

彬良くんはブルーグレーのカットソーに、リラックス素材の黒のパンツを身につけている。

カットソーの色合いがすごく素敵だな、どこのブランドだろう。ついそんなことを考えてしまう。