極甘同棲~エリート同期の独占欲を煽ってしまいました




スマホのチェックをする頻度が増える。
肌や髪の手入れに時間をかけるようになる。
メイクやファッションに気合が入る。
彼が好きな料理をあれこれ考える。

女友達の関係とは当たり前だけど、違う。
これが彼がいる日常っていうやつなんだな。24歳にしてそんなことを実感している。

このあいだは『彼』『仕事』『忙しい』というキーワードでネット検索してしまった。世の中同じことに思い巡らせる女性が多いみたいで、検索タグがすぐに出てきた。
彬良くん忙しいから、負担になりたくないし。
ネットの意見を総合するに、「ワガママを言わない」「忙しい彼の癒しになれるように」ということらしい。

わたしが彬良くんのためにできることってなんだろう。あんなになんでもできちゃう人なのに。

そうなると仕事と同じで、自分の存在価値を考えて落ちこんでしまいそうで。

彼のリクエストの手料理の腕を磨きながら、もちろん日々の仕事も頑張ってる。