せっかく運んできたのに必要なかったね、なんてふたりで笑って話していた、自分のベッド。明かりを消した部屋で、ひとり身を横たえる。
一人暮らしをしていたときは毎晩このベッドで寝ていて、なじんでいるはずなのに。
スプリングの感触が違うな・・・何より、隣に彬良くんがいない。彼の温もりが、ない。
一緒に暮らしているカップルなのに、別々に寝ている。どうしてこんなことになっちゃったんだろう。
でももし一緒のベッドで寝たら、ふたりとも相手のことを気遣って、余計に眠れないだろうから。
好きだから、大切だから、一緒にいられない。
どうか彬良くんがすこしでも安らかに眠れますように。
三崎さんに振り回されて、負の感情に食い荒らされてしまいそうな心を、大切なひとのことを想うことで必死に保つ。
寝返りを繰り返すうちに、ようやくわたしは浅い眠りに落ちていった。
一人暮らしをしていたときは毎晩このベッドで寝ていて、なじんでいるはずなのに。
スプリングの感触が違うな・・・何より、隣に彬良くんがいない。彼の温もりが、ない。
一緒に暮らしているカップルなのに、別々に寝ている。どうしてこんなことになっちゃったんだろう。
でももし一緒のベッドで寝たら、ふたりとも相手のことを気遣って、余計に眠れないだろうから。
好きだから、大切だから、一緒にいられない。
どうか彬良くんがすこしでも安らかに眠れますように。
三崎さんに振り回されて、負の感情に食い荒らされてしまいそうな心を、大切なひとのことを想うことで必死に保つ。
寝返りを繰り返すうちに、ようやくわたしは浅い眠りに落ちていった。



![he said , she said[完結編]](https://www.no-ichigo.jp/img/book-cover/1737557-thumb.jpg?t=20250401005900)