君の隣で眠りたいーー

「古都、止めて!!!


古都は何も分かっていない。


凛心は、好きで古都から離れた訳じゃない。



古都が行ったら、凛心なら怒るよ!



古都は、一人じゃないよーー。



だから、止めてよぉ」



ねえ、古都。




貴方は、一人じゃないよ。




私も、もう一人じゃない。



だから、分かるの。


ナイフを持つ古都の手が震えた。



私は、涙を止めることが出来ない。