君の隣で眠りたいーー

「フッ、もう美心を凛心と間違えないから大丈夫。


凛心と美心は違う。


分かってる。だから、俺から離れたんだ」



古都が何を言ってるのか分からない。


私には古都の寂しそうな顔しか映らない。



「美心、ごめんな。 

ずっと凛心と比べて見てて。


本当は、分かってた。


 もう凛心はいないこと。 


凛心も、美心も、違う一人の人間だって……



だから離れたんだ」




全部、私のため?


自分だって苦しくて寂しいのに、、



私を想って離れるなんてきっとーーー




寂しかったハズ………。



「けど、もう大丈夫。


俺、凛心のとこに行くから」




えっーーーーー?




カシャンーーー



キラリ、と光るナイフを持つ古都。