突然現れた幼馴染み古都。


美心に、似た金髪の少年。


敵対心丸出しな、男が美心のおでこにキスをした。



俺がキスをした場所と、同じ場所にしやがって。


面白くない。



「チッ」


思わず出た舌打ち。


「雷、妬かない妬かない。


いいじゃん、美心ちゃんに友達宣言されたんだし」 



そう、廉は言うけれどーーー。



「面白くない」



なんとも、言えないこの気持ち。


美心は、古都と楽しそうに話してる。



俺らの知らない美心が、そこに居てモヤモヤして仕方ない。