だけど後ろから感じる殺意に、似た黒い影。


振り向けば、雷が凄い顔をして睨んでる。


続いて、廉に真也。


「あのさ、その目やめて」



怖いからーー


美心、怯えてるじゃん。


手先が震えてるし。



「ラブラブすんなし、美心こっちこい」




今、美心を手放したら、きっと雷のとこにいく。




「行かせない」 



君の耳元で呟けば、頬を染める赤。