「雷ーーー


雷は美心のこと………」




雷の気持ちならここにいるみんな分かる。



雷も、俺もみんなも、美心と言う一人の女の子に惹かれた一人だからだ。




「好きだよ。



美心を姫にするーーー。



美心は、渡さない」





なあ、雷。



総長の言ったことは絶対で、誰もが頷く。



だけど今回は頷けない。



悪いけど、無理だ。