「私は青くんの気持ちに答えられなかった。


私は、貴方の温もりを求めてた。


雷くんじゃなきゃ、ダメだった。

私ーーーー雷くんが好き」



雷くんじゃなきゃ、ダメでした。

青くんが、ダメだったんじゃない。

雷くんじゃなきゃダメだった。



「でも、青くんはーー「大丈夫、青は強いから大丈夫」



美心が、泣いてる。


美心が、見つめてる。


「私、いいの?


雷くんを好きで居ていいの?」


君を引き寄せると、耳元で囁く。


「ーーー幸せにするよ。


お姫様っ」