ガタイのいい胸。


逞しい腕。



漆黒の髪、漆黒の瞳。




優しく問いかける君の声が耳の奥底を刺激する。



"お前の居場所なら、ここにあるよ"



どうしてーーー。



「私は青くんを裏切れない。


私に優しさ、を教えてくれたのに…………



ごめんなさいーーッッ」



私は一人で布団を被り泣いた。


どうか、私の気持ちに気づかないで。