人通りが激しい駅前に来ると、思った通りの人の多さに美心ちゃんを見た。



やっぱり美心ちゃんは目立つ。

彼女を連れて歩く奴等も、みんな美心ちゃんを見てる。


ドンッーー



「きゃっ、ごめんなさい。」


「いたー、肩折れたかも。

君が、マッサージしてくれたら治るかも。

だから、今から二人っきりになれるとこに行こうか？」

そんなわけないのに、私は後ずさりをした。


「美心、どうした？」


物凄い笑顔の結城くん。


と、言うか笑顔が、怖いよーー。