「田崎先生、生徒になにしてんの?

これ、いけないことなの分かる?」


「いや、わたしは何もーー」



「へ~でも、美心ちゃん泣いてるけどなんで?

こんな暗いとこで鍵かけて何してたの?


"美心ちゃんのことずっと好きだったんだぞ。"これ、あんたの声。

提出するからな」



録音されているスマホ。


全てが一件落着のように思えた。