「こんなとこ、青くんに見られたらやばいから」


私は、雷くんを見上げた。

「いいから、目閉じれよ。

おやすみ、美心」



ドキドキして寝れないこんなの。

だけどーー、なんだろう。

暖かい腕に抱かれて、眠けが私を襲う。


まるで、深海を泳ぐ魚のようにーーー


沈んでく____私は意識を手離した。




「俺だと寝れるのになあ。


だけど、美心は青なんだよな」



そんな、雷くんの呟きを私は聞こえない。