「青くん、今日は、ごめんね」



私が出てッたせいで、みんなに迷惑かけた。

「美心、もう離れんなよ。

まじ、心配した。

なあ、アイツになにされた?」


"いや、やめて!!!"


必死に抵抗したあのときの私。


「それは、大したことはーーーッ…」


見つめる貴方の瞳に負けそう。


きっと嘘なんて付けない。



「ーー首とか、耳を舐められた。

だけど大丈ーーッ」


首筋に伝わる体温。


君が、口を付けたからだ。


「あっーー、ダメッ!」


恥ずかしい。


だけど貴方は離さない。


首筋に這う舌に身震いした。


途端、吸われた。


何をなんて言わない、チクン、と痛みが伴う。