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冷たい道をただ、ひたすら歩いた。


 真っ暗で誰もいない。



青くんに………会いたい。



青くんーーーーッ!

  パチッ。


開かれた目、まともに光を受けて目を凝らす。


「目覚めた?お姫様ッ」
 


誰ーーー?


「あなたは誰ーー?」




赤い髪にピアス、俗に言うイケメンがいた。


「刻龍の総長……結城 遠矢(ユウキ トウヤ)。


君には、ここに居て貰うよ。

雷龍を潰すためにーーー」



雷龍を潰すために………

雷龍って、じゃあ私はーー


「帰して!!

居たくないッ…帰る」


私は立ち上がった。


だけど、強い力に引かれた腕はベットに押し倒された。


「…………ッ!!や………だッ。


青……くんッ…」



「ああ、目黒 青の女って訳か……


雷龍潰す前に、お前に手を出したら、あいつらどうなるかなーーー?」


ニヤリ、と笑う結城。


ベットがギシリ、と軋む。

制服のリボンを外され、体がビクリ、と震えた。


や……………だッ。


青くん…………に会いたいーーーー。