「美心は、誰に?」


掠れた俺の声が、真夜中の倉庫に響いた。


「刻龍だーー。


さっき、電話があった。


なんで、なんでだよーー、お前と居てなんでッ…こんなんなんだよーー。」



掠れてるのは、青だけじゃない。


俺の心も震えていた。