「バイク後で取りに行かねーとな」



雷が、スマホを片手に美心を見た。


「つか、起きねーな。
美心ーー」

君は、今、どんな夢を見てる?



君は、今ーーー

ーーーーーーー




真っ白い壁だらけな道を歩いた。
ここどこ?



「美心ちゃんーーー」


廉くん?


私の目の前に怖い顔をした廉くんがいた。



ーーードンッ



「やっ、廉くん」


壁に押し当てられた腕が痛い。


「俺のになれよ」


そう、体をまさぐる手が私に触れる。