俺は、君の気持ちなんて分からない。


ただ、壁に押しやる手を掴めた。


「いたっ」


今までこの手で、何にもの奴らを傷つけてきた。


その手で、好きな子を泣かしてるこの手がいやになる。


今さら止められない。。


「美心ちゃんーー」


目を閉じてる美心ちゃんの唇に、顔を寄せる。


君は泣いていて気づかない。






「「なにしてんだよ!!!」」




突然割り込むナイフの様に鋭い声。



すごい力が、俺を美心ちゃんから引き離す。



雷と、青がいた。