君が泣いてる。



そんなの気にならなくて、ただ綺麗な泣き顔に見惚れた。

「本当、可愛いな。

雷や青なんてやめて、俺にしなよ。

俺優しいよ」


優しく髪に、頬に、首に、キスをする度……


君が震えた。


体は強ばる。

怖がってるなんて、分からなかった。


ただーー好きで好きで仕方なかった。


「雷……くん。青くんの所に帰りたい……ッ」