気付き、一瞬で鳥肌が立った。紺の袖の下で起こった変化を、シーラが知ることは無かったが。
だから笑っていられるのだろう。
革命はまだ失敗していない。まだ起こっていないから。
まだ、起こる可能性があるから。
シーラの中では、死ぬことよりも怖いことなのだ。
そんなことに比べれば、今牢屋に入って牢屋番に面白い話を強請ることなんて本当に暇つぶしのひとつに過ぎない。
「仲間が死んで悲しくはないのか?」
「犠牲がどうこうの話がしたいの?」
シーラはつまらないという顔をした。
散々警備の人間に問いただされた内容だから。



