生まれが庶民ということもあるのかもしれないが、どこか野生の匂いがした。 それはイーサン自身からするものと似ている。 「あの方はとても好戦的です。帰ってきたらすぐに自分の味方になる富裕層たちを募って、喧嘩でも内戦でも何でも始めるでしょう」 「どちらにしろ、この状況は長くは続かない」 「私が城に行くことで、それが何か変わるんですか?」 アメリアは真っすぐルイスの方を見た。とても力強いまなざしで、ルイスは少しだけ慄いた。 変わってもらわなくては、困る。 シーラが『革命返し』と言ったほどだ。