どれくらいそうしていたか、消防車、救急車、パトカーや警察の車が次々にやってきて、事故っぽさがぐんと増す。 不安なのか恐怖なのかよくわからない緊張で、心臓がバクバクしてきた。 幸い、と言っていいのかわからないけど、煙を上げていたトラックは発火することなく牽引されて車道に戻っていった。 事故のあった場所が警察に整理されて、最前の人だかりが散らされた頃、関谷さんと徳さんが戻ってきた。