お客様の何人かは、食事も済んだし見てくるわ、って会計をレジに置いて店から出ていった。


残ったお客様たちも一歩、また一歩と、だんだん扉の外へとじりじり足が向かう。


それに合わせてあたしも店の表に出て、みんなでその光景を見つめ続けた。