曇り、ときどき雨。君に、いつでも恋。



次の日。


中島くんと、どう接すればいいんだろう??

不安を胸に、少しびくびくしながら教室に入った。


「おはよ。」


でも中島くんは、
昨日のことはなかったかのように普通だった。



あれ、あたし、この人に告白されたよね?


「おはよう。」

あたしは椅子をひいて席についた。


「今日は招集のボードの作り直しだってさ。

終わったら帰っていいらしいからさっさとやっちゃおうぜ。」


・・やった!動きまわらなくていいんだ!!

「うん!そうだね。」





招集のボードはけっこう壊れてて、思ってたより時間がかかった。

作業の間、中島くんとふたりでやるわけだけど、なんか変に意識しちゃって心臓がドキドキしてた。

あたし、この人に告白されて好きって言われたんだ!!って。

告白されてから、ふわふわした気持ちで、舞い上がってた。


本当に、嬉しくって。





それで、帰りの時間がやって来た。

また、流れでふたりで帰ることになって。

いつ言おう?

あたしと中島くんの間には会話がなかった。
多分、お互い、昨日のこと考えてるからだと思う。

やっぱり昨日のことは本当、だったんだ。


「あの、中島くん。」

やっと絞り出した声は震えていた。


「ん?」

中島くんは前を向いたままで、こっちを見ない。
あたしと一緒で、緊張してるのかな。


がんばれあたし、あともうちょっと。


「昨日のこと、なんだけどっ、



えっと、

そのっ、



よろしくお願いします。」


言った・・・!!!

は、恥ずかしい・・・。

恥ずかしくて言い終わった瞬間、目をぎゅっとつぶった。



目を開くと中島くんが驚いたようにこっちを見ていた。

「・・・いいのか?」


「う、うん。」


「やば、めっちゃ嬉しい。」


中島くんは両手で顔を覆ってしまった。

なんか中島くん、すごくかわいいんだけど。

っていうか、あたしもかなり照れる。


「じゃ、明日の祭、行けるか?」

「うん。

よろしく、ね。」


「ん。」



・・・彼氏、できた!!!
初めて彼氏できた!!


中島くんの彼女に、なったんだ!

嬉しい!


「じゃあ、明日は夕方の5時に朝日が丘公園待ち合わせでいいか?」


「うん!」


それからあたしたちは
なんだか照れくさくてあんまり話せずにバイバイした。