曇り、ときどき雨。君に、いつでも恋。




「お祭り?

そんなのあるの?」


「うん、一応。


ってことは行く人いないの?
てか、その日空いてる?」


中島くんは、こっちを見ずに前を向いたまま言った。


心なしか、そわそわしているように見える。




えっとその日はバイト、あったっけ?



あさって、ってことは水曜日。


アイちゃんとの花火大会が、8月2日の土曜日。


ってことは7月30日。



・・・休みだ。


「う、うん。


空いてるけど・・・。」



「一緒に、行かね?」


ふ、ふたりで!?夏祭り??

それってもはやデートじゃ・・・。


それとも世の中の女の子たちは付き合ってなくても男の子とふたりで行ってるの?

・・・行ってる人もいるよね。




それにしてもあたしはちょっと、ムリかも。


「ふ、ふたりですか?」


「え?うん。」


「アイちゃん、とか・・・。誘っちゃだめ?」


「だめ。」


う。
待って、男の子とふたりで夏祭りとかあたしにはムリ。

どうやって断ればいいんだろう?

空いてるって言っちゃったし。


「俺とふたりなの、嫌?」


うぅ。そんな聞かれ方すると、なおさら断れない。


「い、いやというか・・・、


あたしじゃなくて、好きな子誘ったらどうかな!?」


必死すぎて、NG話題を再び出してしまった。

でも、これしか逃げ道がなかったからしょうがない!!


「・・・・・。



俺、

今、



好きな子、誘ってるんだけど。」