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映画は面白くて、
観終わってからもふたりで話したいねってなって
近くのファストフード店に入って話していた。
もう空は赤くなっていて、夜が近いことを告げていた。
そして、話しながらふと思ったことがある。
・・・ねえコレ、はたからみたらカップルだよね??
なんにも考えてなかったけど、そう見えるよね???
それを意識した途端、勝手に居心地が悪くなった。
男の子に対する免疫がなさすぎるよなあ、あたし。
なんかそういうこと考えてるとか恥ずかしいし
何より中島くんに申し訳ない。
中島くんごめん。笑
中島くんは、あたしの中では友達っていう感じ。
それ以上でもそれ以下でもない。
だから普通にしてればいいんだろうけど。
そういうこと考えると、ちょっと落ち着かなくなるよね。
でも、映画の話をするのは楽しくて時間はあっという間に過ぎていった。
「じゃ、そろそろ帰るか。」
中島くんが立ち上がった。
「うん、そうだね。
今日はありがとう。楽しかった!」
中島くんはにこっと笑って
「それは良かった。こちらこそありがとな」
そう言ってくれた。
「じゃ、来週だね。またね。」
「ん。気をつけて。」
中島くんとは帰る方面が違って、
店を出たあとすぐに別れた。
ショッピングセンターの中とか見ていきたかったけど、夕食の準備があるからあたしはそのまま家に帰ることにした。
アイちゃんから連絡、来てないかな。
ケータイを確認しても、特にメールは入っていない。
うまくいってると、いいけど・・・。
実はもう付き合っちゃってたり???
親友の恋が実りそうなのは
すごく嬉しくて、
ちょっとだけ羨ましい。



