それから、少しでも時間があるとアプリを作動させたが、別に変わりはない。
それとも、偶然だろうか?
確かにそんな予知みたいなこと、普通はあり得ない。
「渚、今日うち来る?」
「ごめん。今日は用があるから」
少し冷たいかな?と思ったけど、そそくさと学校を出た。
家に帰って早速、仮想のスクールライフを満喫する。
とはいっても、教室以外どこに行けるわけでもないし、喋るわけでも、他にキャラが居るわけでもない。
私が待つのはただ1つ。
新しい【願い】が更新されるのを待つだけ。
その時刻は21:00きっかり。
【願いが叶って良かったですね】から【願いを叶える】に戻っていた。
食い気味にクリックをする。
「__なにこれ?」
思わず吐き捨てた。
私にとっては、どうでもいい内容だ。
お金はまだいい。
実入りになるから。
でも__。
【先生に褒められる】
なんて、私にとっては下らないことだ。
ましてや目立ちたくないのに。
一気に憂鬱になった。
けれど、とも思う。
私は成績はいたって普通。先生に褒められることなんて何もない。でももし、ここに書かれてあるように褒められたのなら、このアプリは本物ということ?
私は【神アプリ】を手に入れたことになる。



