「……連絡ー?」 俺に注意された亮太は、きょとんとしながら首を小さく傾げた。 「俺、前の日の晩にメールしたぞ? 熱が出たから、明日学校休むって」 「……えっ?」 「紗枝からも返事きたし……」 ――どういうことだよ……。 だって紗枝は……。 亮太が学校を休むことを知らなかったし。 しかも、弁当まで作ってきていたんだぞ?