「つぎ、亮太くんの番だよ」



俺の部屋で亮太とゲームをしていると、風呂上りの紗枝がやって来た。


ゲームに熱中していた亮太は渋々とコントローラーを手放す。



「直樹、風呂から上がったら、続きやろうぜ」


「おう!」



亮太は風呂に入る準備をすると、早くゲームの続きがしたいのか、慌てるようにして部屋を出て行った。




「……ゲーム、好きなの?」


「えっ? あぁ、まぁね……」



紗枝と二人きり。