気まずい……。 色々考えてしまうせいか。 すると社長が 「萌。ちょっと寄りたい所があるけどいいか?」 私に話しかけてきた。 「は、はい。」 何処に寄る気だろうか。 しばらくすると向かった先は、 黒王総合病院だった。 えっ!? お母さんが入院している病院だった。 「どうして?」 「どうしてってお見舞いだ。 まだ直接、萌の母親に会いに行った事がないからな。 ついでに黒王が居たら礼も言いたい」 そう言ってくれた。 社長……。 私のお母さんの事も気にかけてくれていた。 胸がキュンとなった。