「その教師が星龍と…ねぇ」


紅の倉庫の幹部室でさっきの出来事について話し合い中だ。


なんであの場に星龍の幹部が現れたのか。


星龍は俺ら紅のライバルだ。


どっちかというと星龍の方が強いかもしんねぇけど。


俺一人対星龍の幹部たちなら、間違いなく俺は負ける。


しかも水野女子の女をあの教師から守りながらだ。


無理に決まってる。


だから、情けねーけど逃げた。


女を守るためには逃げるしかなかったし。


「星龍の先代か」


見てるこっちの目がチカチカするぐらいの金髪の福永樹(ふくながいつき)。


副総長だ。