月光 ~すべてのひとかけら~


**

「騒がしい奴らで悪かったな。あいつらは俺の仲間」


彼らが帰ったのは、夜の9時頃。


私は遅めの夕飯を食べている。


目の前には設楽さんが座ってスマホをいじってる。


「仲間…?」


仲間…か。


いいな。


私にも仲間がいたらな…。


テニス部の皆は共に勝利を目指す仲間だと思ってた。


それなのに、裏切られた。


やっぱり女ってそういう生き物だ。


「あれ。俺、紅って族の総長してるって言わなかったか?」


……さぁ…。


昨日は気が動転してたから、あまり何も覚えてない。


というか…。