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叶翔さんの運転は安全運転だった。
風が柔らかく吹き、私をくすぐった。
「寒いかもな」
バイクを降り、サラサラの砂浜に足を踏み入れる。
「足元、暗いから気をつけろ」
と言われた矢先、何かにつまずいてつんのめってしまう。
グイッ。
こける寸前で叶翔さんが腕を引っ張ってくれて何とか回避できたけど…。
「言ったろ。気をつけろって」
叶翔さんは、私がまたつまずくと思ってるのか、手を握って砂浜を歩く。
手汗…大丈夫かな……。
冬だし、寒いから大丈夫だよね。
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