** 「あー、楽しかったぁ」 「な!もう暗なってもたな。時間経つの早すぎやわ」 日が落ちてしまった外に出て、並んで歩く。 「あ。そーや。うちが大好きな場所連れてったるわ」 今日の月光は全然眩さを感じない。 隣にいる莉桜が眩しいから……。 「…叶翔に教えてもらった場所やねん」 もしかして、あの海かな……。 莉桜も知ってるんだね。 そりゃそうだよね…彼女だから。 「地元が嫌になってこっちに逃げてきたばっかやったうちを拾ってくれたんが叶翔やってん」 ……明るい莉桜の過去。