月光 ~すべてのひとかけら~

「そーいや、久々に悠瞳と会ったけど、なんか前より楽しそうだな」


楽しそう…?


そうかな……。


「俺の立場で何言ってんだって話だけど、暴走族と関わるなら本当に注意しといた方がいい。とくに星龍なんかはどこで恨み買われてるかわかんねーし」


真剣な設楽さん。


暴走族……か。


やっぱり危険だよね……。


叶翔さんだって、キケンなオーラが出てるんだから…。


「俺の近くにいてくれたら、絶対守ってやれんのに。夏川に任せるしかないのは屈辱」


設楽さんはそう笑った。


叶翔さんは…何かあったら私を守ってくれるのかな…。


「…しかもこんな時間に女を一人で歩かせるとか頭おかしいんじゃねーの」


叶翔さんは、設楽さんと顔合わせたくないから帰っちゃったんだよね。


……なんて、設楽さんには言えないけど。