設楽さんはちょこちょこ連絡をくれる。


元気か?とか、変なヤツにつけられてないか、とか。


「はぁ……」


思わずついたため息は、白く色づいた。


寒すぎてずっと引きこもってたけど、お弁当を買いにコンビニに行かなきゃいけない。


コンビニは歩いて10分、と少し遠い。


「…はぁ」


今日何度目のため息だろう。


友達もいない、家族もいない。


将来の夢だってない。


じゃあ私は何のために生きてるのだろう。


そう考え出すと、ため息が出てしまう。