「コイツがお前の彼女?残念だけど、コイツは俺のだから」


何が起こってるの…?


「ふざけん─」


「ふざけてんのはどっちだ」


世界が凍りつくような低く冷たく、威圧的な声。


先生の指が震えてるのが見えた。


「俺に殺されたくなければコイツから手を引け。言ったろ?俺はいつでもお前を殺せるってな」


ゾッ…と背筋が凍った。


怖い…。


「たかが暴走族に何ができる」


本当に先生殺されちゃう…かもしれない……。


「たかが暴走族?二度とそんなこと言えねぇようにしてやる」


ガッという鈍い音が響いた。