アランは、昨日と同じようにマフラーを私に巻いてくれた。 私は小さく呟いた。 「好き・・・・・・」 通じないと思って発した言葉に、アランが答えてくれた。 「スキ?・・・ジュテーム・・・」 びっくりして顔を上げた私に、アランは自分の鼻を触りながら 少し照れた表情をした。 ジュテームって!!! ジュテームってあの有名な?? 『愛してる』って意味だよね!? アラン・・・ 私も、ジュテームです。